2020年9月11日より3日間、天皇賜盃第89回の日本学生陸上競技対抗選手権大会(デンカビッグスワンスタジアム)が開催される。

会場は厳戒態勢だ。
体温センサーによる全量検温や会話が発生する場所でのアクリルシートの設置はもちろんのこと、入場制限/エリア制限や会場内では常時マスクを着用するなど、一般的なコロナ対策としては思いつくところはすべて実施している。

これまでは競技の運営に多くの補助員が投下されていた印象だが、今大会は感染リスクヘッジにリソースが割かれている。

私たちの生活に対コロナ様式が完全に(全員が確実に実施するレベルで)定着し感染者や重傷者・死者が激減するか、治療薬が開発されるかするまでは少なくともこのような形での大会の開催は続くだろう。

ただ少し残念なのは、試技回数にまでコロナの影響が及んでいることだ。

もともと試技回数に限りがある、走り幅跳び・三段跳び・砲丸投げ・円盤投げ・ハンマー投げは予選が2回、決勝が2回。その他、クリアし続けさえすれば試技を続けることができる走り高跳びなども失敗しようが成功しようが計8回までの試技となる。このルールが適用されるのは、本大会だけではないが、結果に少なからず影響が出るのは必至だ。

アスリートたちはこの大舞台で、様々な環境の違いを乗り越え、満足のいく結果を残すことができるだろうか。

By 大澤

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